映像と人形劇の融合

パピプッペ劇場

民話の持つ そのみずみずしさを
そっくり活かしたい。

その点 人形劇と映像を
組み合わせたことは成功だったようです。

喜之助君に人形づくりの
名人芸を発揮してもらい
谷川俊太郎君 和田夏十君の
脚本も良かったですね。

(市川崑監督のメッセージ)

ぱぴぷっぺ という奇妙な名称の劇場は
 映像と人形劇を融合した
画期的なショーが上演された。

舞台装置や機構の面でも
新しい工夫が取り入れられ
小規模ながら実験劇場としての要素が
ふんだんに盛り込まれた。

そのためか万国博会場の催し物中でも
屈指の高い評価を得た。

第一部ツル

民話の 鶴の恩返しに題材を採り
和田夏十郎氏が新しい視点から
劇化したものである。

市川監督の演出は 
映像と人形劇の特徴をフルに抽出し
たちどころに人々の心をとらえて放さない。

心にくいばかりの着想と
演出技法を持ちいたものであった。

竹田人形劇団の人形も すばらしかった。

特に鶴の人形が くちばしで 
羽を抜きながら 
はたを織るクライマックスシーンは
楽学の手法巧みに取り入れたもので 
人々は思わず かたずを飲んだ。

とにかく 冬の北海道で撮影した
空高く鶴が飛び去るるラストシーンまで
観客は緊張しずめの18分間であった。

鶴のラストシーンが消え去らぬ内に 
うって変わって にぎやかな
第二部バンパの活躍 が始まる。

これは 詩人 谷川俊太郎氏 
脚本の創作劇で
舞台狭しどころか壁面や
天井にまで仕掛けられた
人形の動きが オートマチックで 
しかも楽しい映像は
どちらかいえば従であったが
新しいアニメーションの手法として
よく効果を発揮した。

前の舞台でシンミリとなった
チビッコたちも透明樹脂製の
人形バンパの登場に大喜び。

撃破された飛行機の部品という
ウレタンが落下すると
にぎやかな奪い合いが始まり
三分後のフィナーレでは
いつも
 われるような 拍手が起こっていた。

なお会期中の公演回数は
1442回にも達した。

8月の中旬近くに落雷があり
上演中に停電になった
ちょうど部隊は暗転したところで
すぐ点灯したので助かったそうだ。


パピプッペ劇場
市川崑監督
18年後の昭和63年に
吉永小百合さん
主演100本記念で
同名映画のメガホンを
執ります。
劇場内部   
インフォメーションセンターへ 
コンピューターの
天眼鏡
つるへ

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